ダイレクト出版のビジネス書で本当に稼げるのか俺が試してやる!

年収300万のサラリーマンがダイレクト出版のビジネス書でビジネスを勉強して金持ちを目指す記録です。

たった7日間で起業する!?」『7日間起業――ゼロから最小リスク・最速で成功する方法』書評

f:id:directresponsemarketing:20161213154400j:plain

『7日間起業――ゼロから最小リスク・最速で成功する方法』

単行本 – 2016/11/18

ダン・ノリス (著), 平野敦士カール (翻訳)

内容紹介
「スティーブ・ジョブズを目指すな」
「はじめから完璧なサービスは望むな」
「ローンチしてから顧客に聞け」

14年間さまざまな事業で失敗した著者は、
わずか1週間で“億万長者"ビジネスを見つけた──。

実際にどのように起業したのか、
どんな点にフォーカスするべきなのか、
そして何をするべきでないのか。
著者自身の失敗に基づいた明確なフレームワークを提供する。

1日目 優れた独立起業アイデアの9要素
2日目 MVPって何だ?
3日目 ビジネスの名称を決める
4日目 1日で、100ドル以下でウェブサイトをつくる
5日目 マーケティング、10の必勝法
6日目 目標を定める
7日目 ローンチ

誰にでもできる、全米ベストセラーの画期的起業法とは?

内容(「BOOK」データベースより)

14年間さまざまな事業で失敗した筆者は、わずか1週間で“億万長者”ビジネスを見つけた。全米ベストセラーの画期的起業法とは?はじめて起業する人のための教科書。

 

この本は、自分で商品を作って売り出す人のための本です。

それも超高速、7日間でです。

この本の手法は、今から僕がやろうと思っている「アフィリエイト」や「ダイレクトレスポンスマーケティング」に役立つのかどうか、という視点からレビューしていきたいと思います。

 

アフィリエイトをしていくのに役立った点

 

「ウォントレプレナー」という言葉を知った

ウォントレプレナーとは、ビジネスをはじめたい!これから起業して、自分の会社を作るぞ!とか気合は十分なんだけど、勉強ばっかりしていて、いや、まだだ、もう少しだ、とか言いながら、全然起業を実行しない人のこと。

こんな人、いっぱいいますよね。

思いついたアイデアを壮大に話して、これをやったら儲かるぞ~とか言ってから、一年たっても何にもしてない人。

僕もそんなウォントレプレナーの一人です。

やっぱり、起業の一番の障壁は、これですよ。

実行しないこと。

 

そして、この本は、そんなウォントレプレナーのためにあります。

とにかく、実行してみろよ、ローンチしてみなよ。

ローンチしてみなきゃ何にもわからないぞ。

やる前からあれこれ考えてたって、そんなの無駄だぞと。

商品を7日間でローンチする方法が書いてあります。

 

たしかに7日間でローンチまでいけたら、ガチですごいことですよね。

そんなことほんとにできるの?って思っちゃいますが。

この本を読み終わっても、できる気がしませんでした。。

まあしかし、7日間というのは非現実的だとしても、極めて短時間で商品を売り出して、そこからフィードバックを得て、改善していくという手法自体はとても大事なことで、我々副業アフィリエイターなんかは、いつかそのうち結果はでるでしょ、なんてのんびりと作業したりするもんです。

そんなのんびり屋さんに鞭うってくれる書物ですね、これは。

 

 

アイデアを一日で出す

アフィリエイトの手法ってたくさんあって、ほんとに困ってしまいます。

考えると、色んなアイデアが浮かんでくるのですが、それを実行するとなると、色んなことが頭をよぎって、どうしても二の足を踏んでしまいます。

 

でも、この本では、ビジネスのアイデア出しは、一日で終わりです。

アイデア出しって、やってみると、延々と続くもので、ブログ読んだり本読んだりしてると色んなことが思いつきます。

それを実現するのですが、なかなか難しいですよね。

いくら時間があっても足りないくらい悩んじゃいます。

 

なので、世の中には、そんなにアイデア出しに悩むならば、もうアイデアなどはどうでもいいよ、とにかく何でもいいから形にしろ!と仰せられる方もいらっしゃいます。

それもまた極端なもので、この本の著者が言うには、アイデアは大事なので、決しておろそかにしてはいないけれど、そうかといって何か月もかけて考えるものでもない、と言っておられます。

だから、一日でアイデアを出す、ということです。

 

このアイデア出しの章で重要だと思ったことがいくつかあるので、書いておきます。

 

・ビジネスのアイデアは、ストックビジネスになるものを採用しろ。

ビジネスにはフロービジネスとストックビジネスがあります。詳しくはかきません が、ストックビジネスになるものを考えろとのこと。


・iPhoneをローンチするというような、複雑な工程ではなく、非常に単純な商品を売るということに集中する。

この本の名言の一つに、「スティーブ・ジョブズを目指すな」というのがあります。

我々はとかくビジネスを始める前から、壮大で完璧な計画を立てようとします。

そんなことをしてるから、いつまでたっても先に進まないのです。

まずは、極めてシンプルな商品をシンプルなマーケティングによって売るようにしましょう。

なんせ、時間は七日間しかないのですから。

壮大な計画を立てている暇はありません。

 


・手っ取り早く利益になる事業には手を出すな。

これは アフィリエイトで言えば トレンドアフィリエイトのような、フロー性の高い、アフィリエイトはするなということですね。

書いてから長く資産となるようなアフィリエイト記事を書けということ。

 

この辺は結構どっちにしようか迷うところですが、著者は、資産型のアフェリエイトがいいとのことです。

 

 

ビジネスの名称を一日で決定する。

ビジネスの名称でありますが、 基本的にはこれは何でもいいよとのことです。

何でもいい??とびっくりしてしまいますが、だれでも知っているような大きな会社の社名ではあっても、意外と適当につけられていたりするらしいです。

基本的にはシンプルで、響きがよくて気に入っていれば、それでよしとする。

名称にそれほど力を入れないということは、なかなか目からウロコのではないでしょうか。

ビジネスの名前ってすごく大事な気がして、よーく考えないといけない気がしてしまいますので。

 

ビジネスモデルの評価例という図表がある

この図表にはいろんな商品がどのぐらいビジネスモデルとするにふさわしいか、丸と三角と×で評価されているので面白いです。

例えば物販 、情報商材、 地域に根差した事業、コンサルティング、 サービス業、 飲食店などの評価があります。

やっぱりかと思うのが、ローカル飲食店は、利益率、市場、規模、資産性、シンプルさ 、月額課金モデル全てにおいて低評価です。

とりあえず飲食店は成功させるのが難しそうです。

それとフランチャイズに加盟するビジネスも評価がよくないですね。

コンビニ経営とか、フランチャイジーの奴隷になるとかってよく言われてますもんね。

僕がやろうと思っている情報商材を売ることについては、概ね良いビジネスモデルのようですが、月額課金はしづらいようです。 

中でも最も成功に適したビジネスモデルは、Dropboxを始めとしたウェブ用のアプリやソフトウェアーです。

やはりこれらを開発して売るのが一番儲かるようですね。

 

問題が起きてから対処せよ

ビジネスオーナーの多くは、未だ存在しない問題の解決に時間を費やしている、とのこと。
これは耳が痛い指摘です。

顧客が1人もいないのに完璧なクレジットカード決済システムを求める。

トラフィックがないのにウェブサイトを最適化する。

仕事がないのスタッフを雇う。

業務に必要以上のシステムとする。

確かにわれわれはこのようなまだ起きてもいないようなトラブルに対処することをローンチする前から長々とやっています。

とにかく、まずはローンチせよ、ですね。

 

 

この本のあまり参考にならなかったところ

 

アフィリエイターを想定していない

この本は、基本的には自分の商品を自分で作って売る人のために書かれているので、他人の商品を売るアフィリエイトについては書かれていません。

なので、本のボリュームのうち、相当な部分が商品作りにあてられています。

アフィリエイトに役立つ部分はそんなに多くありません。

 

マーケティング手法が知ってるものばかり

この本の基本的なマーケティングファネルは、メールアドレスをオプトインで手に入れて、そのメルアドに対して教育するメールを何度か送信して購入させるという、典型的なダイレクトレスポンスマーケティングの手法です。

そのほかの手法についても、コンテンツマーケティング、 メルマガマーケティング、 など目新しいものが特にない。

これは今まで勉強した概念と変わることがないです。

この本ならではのマーケティング手法に期待しましたが、目新しいものはありませんでした。 

 

メールアドレスをゲットする手法についてはほとんど触れられていない

メルアドゲットすることは、ダイレクトマーケティングにおいて極めて重要であるにもかかわらず、もうすでにメールアドレスを持っているという前提で 7日間起業の話をしているところが、初心者にはちょっと向かないな、と思いました。

 

 

 

あんまり参考にならないな、と思うところも結構ありますが、僕らのようなアイデアをひたすらこねくり回して全然前に進まない、という人の尻を叩いてくれる本だと思いました。